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NO.445
駿河なる宇津の山辺のうつつにも夢にも人にあはぬなりけり
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NO.446
名にしはばいざこと問はむ都鳥 わが思ふ人はありやなしやと
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NO.447
箇井つの井筒にかけしまろがたけ 過ぎにけらしな妹見ざるまに
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NO.448
風吹けば沖つ白波龍田山 夜半にや君がひとり超ゆらむ
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NO.449
わればかりもの思ふ人はまたもあらじと 思へば水の下にもありけり
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NO.450
いでていなば誰か別れのかたからむ ありしにまさる今日はかなしも
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NO.451
桜花散り交ひ曇れ老いらくの 来むといふなる道まがふがに
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NO.452
君や来しわれや行きけむおもほえず 夢かうつつか寝てかさめてか
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NO.453
行く蛍 雲の上までいぬべくは 秋風吹くと雁に告げこせ
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NO.454
つひにゆく道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを
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NO.455
七月ばかりいみじう暑ければ よろづのところあけながら、
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NO.456
職におはしますころ、八月十餘日の月明るき夜
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NO.457
男も女も、けぢかき人思ひ、かたひき、ほめ、人のいささかあしきことなどいへば 腹立ちなどするがわびしうおぼゆるなり。
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NO.458
八幡の行幸のかえらせらまふに、女院の御桟敷のあなたに御輿とどめて、御消息申させたひしなど、・・・
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NO.459
小兵衛といふが、赤紐のとけたるを、これむすばばやといへば、実方の中将よりてつくろふに、
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NO.460
月のかげのはしたなさに、うしろざまに、うしろざまに すばり入るを、つねにひきよせ、あらはになされて わびるもをかし
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NO.461
正月七日、白馬見にとて、里人は車清げにしたてて見に行く
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NO.462
欄省花時錦帳下と書きて末はいかに、末はいかに とあるをいかにはすべからむ
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NO.463
うへのこなたにおはしませば、戸口の前なるほそき板敷にゐたるまひて、ものなど申したまふ
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NO.464
あさましう、いつくしう、なほいかで、かかる御前に馴れつかうまつらむと、わが身もかしこうぞ おぼゆる
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NO.465
車一つにあまた乗りて、・狩衣など乱れて、ものぐるほしきまで見えし君達の
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NO.466
下はえならざりける水の、ふかくはあらねど、人などのあゆむに走りあがりたる
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NO.467
つぎには殿上人、若公達、狩装束、直衣などもいとをかしうて え居もさだまらず
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NO.468
松風の空吹き拂ふ世に出でてさやけき月をいつかながめん かやうに詠じ足の湯をぞわかしける 【鉢かんづき】
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NO.469
約束の日にもなりしかば、なりをしづめて笛を吹き給ふ。十八日の月、済み上りて、千里万里に明らかなり 【梵天国】
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NO.470
御身がまなこをよく見るに、頼光にておはします 【酒呑童子】
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NO.471
横障の雲と隔てられ、わが子見ぬかな悲しやな、善知鳥安方の鳥だにも、子をば悲しむならひあり【さんせい太夫】
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NO.472
一引き引いては千僧供養 二引き引いては万僧供養 【をぐり】
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NO.473
これは夢かやうのうつつかの うつつの今の別れやな 【かるかや】
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NO.474
旅の道者か、さのみ御なぶりたまひそよ。盲目杖に答はなし。そこ退きたまへ と払いある 【信徳丸】